ガス中毒人体への影響

プロパンガスは有毒のイメージが強いですが、実際のところ、プロパンガス自体には毒性は全くありません。ただ、不完全燃焼の状態になると一酸化炭素が発生してしまいます。この一酸化炭素は非常に強い毒性を持っていて、少し吸い込んだだけでも、頭痛・吐き気、死にいたる危険性があります。

一酸化炭素の性状は、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたときの重さ):0.967)で、無色、無臭、無刺激のため、見分けることが難しい気体です。私たちの身体は生きていくために酸素が必要で、呼吸することにより酸素は血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶ物質)と結びつき身体に運ばれています。このヘモグロビンは一酸化炭素との結びつきが強く酸素の200~300倍と言われています。このため、微量であっても一酸化炭素を身体に吸い込むと、酸素を運ぶ量が減るため身体が酸素欠乏状態となり、進行すると死亡に至ります。

一酸化炭素濃度、吸入時間と中毒症状
0.04% 1~2時間で前頭痛や吐き気、2.5~3.5時間で後頭痛がします。
0.16% 20分間で頭痛・めまい・吐き気がして、2時間で死亡
0.32% 5~10分で頭痛・めまい、30分間で死亡
1.28% 1~3分間で死亡

軽い一酸化炭素中毒になると、風邪に似た症状が出ると言われていますが、ガス機器を使用中に脱力感や頭痛などの症状が出た場合や目がチカチカしたり悪臭を感じたりした場合は、ガス機器の不完全燃焼が考えられますので、ガス機器の使用を中止し、点検を依頼することをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です